インフルエンザ・アポロ計画 予算試案
これはあくまでも試案です。
予算については色々な案が考えられるでしょう。
I.インフルエンザ・アポロ計画の予算
1. 予算規模
考え方は色々でしょうが、アポロ計画との比較で考えると、人類を月に送ることも重要ですが、インフルエンザの新しい治
療法、予防法の開発という人類未踏の領域の探求も、非常に重要なのではないでしょうか。
インフルエンザ・アポロ計画は、少なくとも人類を月に送った大規模な科学技術プロジェクトであるアポロ計画に匹敵する
ものとして取り組むべきでしょう。
2. 予算の分配先
(1) 生命科学分野の基礎研究 25%
生命科学系、バイオ系の研究の基礎研究分野に、約2兆5000万円を投入します。
(2) 生命科学分野以外の広範な分野の基礎研究 25%
電気、機械、情報、物理、化学などの広い範囲の基礎研究分野に、約2兆5000万円を投入します。
(3) 応用研究分野 50%
応用研究分野に約5兆円の予算を投入します。
たとえば、インフルエンザ薬、インフルエンザワクチンの研究・開発などの分野に、十分な資金を供給します。
3. インフルエンザ・アポロ計画の理系の地位向上に対する劇的な効果
インフルエンザ・アポロ計画により、約10兆円の資金がインフルエンザ関係の科学技術に投入されれば、理系の地位
は劇的に向上するでしょう。
文系・理系を問わず、インフルエンザに関連する雇用が生まれ、景気対策にもなるでしょう。
理系を初めとする人々の力を、インフルエンザ・アポロ計画によって結集していくことで、インフルエンザによる死者数を
減らし、人命救助を実現することができるでしょう。
4. インフルエンザ・アポロ計画の一般の人に対する人命救助
インフルエンザ・アポロ計画は、一般の人にとって、人命救助という最も貴重なものを供給することを目指すものです。
新型インフルエンザの際の死者は、厚生省が、一定の仮定の下で、病原性が中程度の場合で日本だけで17万人、
重度の場合で日本だけで64万人と予測しています。
この試算は、仮定に基づくものであり、もっと少ないかもしれませんし、多いかもしれません。
また、新型インフルエンザではない通常のインフルエンザでも、特に高齢者等の人命への脅威があるものです。
失われた人命の重さに気づいたとき、1人当たり8万円程度のインフルエンザの新治療法、予防法等の開発への
投資は大きなお金ではなかったと思うかもしれません。
5. インフルエンザ・アポロ計画から、科学技術による人命救助へ
インフルエンザ・アポロ計画が成功すれば、その好影響はインフルエンザ対策にとどまらないでしょう。
人命救助のために、アポロ計画並の資金を理系に投資するという、
科学技術による人命救助
の流れができるでしょう。
インフルエンザ・アポロ計画は一例にすぎません。
人命救助のためには、がんの撲滅、心疾患の撲滅、脳血管障害の撲滅等、多くの課題が横たわっています。
人類のインフルエンザやその他の疾病との戦いには、理系の力が必要です。
インフルエンザ・アポロ計画は、科学技術の発展による人命救助の第一段階といえます。
さらに多くの人命救助プロジェクトが立ち上がり、科学技術の発展が進むことが重要なのではないでしょうか。
そのとき、理系の地位は大きく向上しているでしょう。
II. 日本の基礎的な科学技術力の底上げと世界の人々への人命救助
1. 世界の人々の人命救助に向けて
日本人が、1人当たり約8万円の負担をすることは、日本人の人命救助だけにとどまりません。
科学技術に国境はなく、日本がインフルエンザの新しい治療法、予防法等を開発すれば、世界の多くの人々の人命を
救助することができます。
もし日本だけで30万人の死者が出ると仮定すれば、全世界の死者数は大変なものになるでしょう。
もし日本がインフルエンザの治療法、予防法等を開発すれば、世界の多くの人々の人命を救助できることになります
。
2.科学技術の発展による人命救助に向けて
「インフルエンザ・アポロ計画」は、全人類の人命救助に向けた努力です。インフルエンザの治療法の開発・研究に
携わっている人の多くは理系でしょうが、これは理系の地位向上というよりも、人類の全体のための計画なのです。
インフルエンザ・アポロ計画は、文系・理系の枠を超えて、全人類の人命救助のために推進していく必要があるでしょう。
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