がん等の治療法・予防法開発に向けた連帯

がん等の治療法、予防開発に向けて日本の総力を結集すること

I.がん等の治療法・予防法開発の重要性

1. 日本人の死因の第1位

 かつて日本人の死因の第1位は結核でした。結核は現在でも恐ろしい病ですが、科学技術の発展により、かつては死ななければならなかった多くの人が救われるようになっています。

 科学技術の発展により、多くの病気や災害などから現代の人々は救われています。

 現在では、がん、心臓病、脳血管障害、肺炎、不慮の事故などが死因の上位に来ています。

 さらなる科学技術の発展により、多くの病気や災害を防止することができるでしょう。

 特に、日本人の死因の第1位を占めている、がんに対する研究が重要でしょう。

 がんの研究により、治療法が進展すれば、再生医療の副作用の問題が緩和され、再生医療にも大きな進展となるでしょう。

2. がん等の治療法・予防法開発に十分な力が入れられているか

 しかし、がん等の治療法・予防法開発に向けて十分な力が入れられているでしょうか。

 問題は日本人の生命にかかわることです。仮に自分ががん等にならなくても、大切な人を失うことにより大きな苦しみを受ける人もいるでしょう。

 現実に毎年日本人が死亡している数からすれば、日本の総力を挙げて取り組まなければならないのではないでしょうか。

 科学技術関係者も、そうでない者も、がん等の治療法・予防法開発に向けて日本が総力を結集するために、連帯をすることが考えられるでしょう。

3. がん研究等に向けた連帯

 がん研究等に向けた連帯を実現するには、「がん等の治療法・予防法開発のためには、日本全体の大規模な取り組みが必要」という考え方を社会に広めていくことが、第一段階です。

 第二段階として、「がん等の治療法・予防法開発のためには、日本の総力を結集した取り組みが必要」ということがマスコミ等で議論され、 多くの人の賛成を得ることです。

 第三段階として、政治が動き、日本の総力を結集した取り組みが実行されることです。

 第四段階として、多くの研究・開発等がなされ、がん等の治療法・予防法・対処法等が開発されることです。

 そのためには、文系・理系を問わず、多くの人が連帯していく必要があります。

4. がん研究の重要性

 再生医療は多くの可能性を持っています。

 がん研究は、がんの治療法にとどまらず、再生医療の進展につながる大きな可能性を有しているといえるでしょう。iPS細胞の研究でも、細胞の癌化が問題となっています。

 再生医療が進展していけば、心臓病、脳血管障害、不慮の事故など他の死因上位の問題の治療にも貢献する可能性があるでしょう。

5. 世界への貢献 

 結核の治療法が外国で開発されたことで、すべての日本人は大きな恩恵を受けました。

 世界は科学技術の力により支えあっているのではないでしょうか。

 日本は、科学技術の発展の方向に大きく国全体の舵を切り、日本の総力を科学技術の発展につぎ込むことで、世界の人々に貢献することができるのではないでしょうか。

 日本ががん等の治療法・予防法を開発できれば、日本で得られた成果は他国にも役に立つでしょう。

 日本が、がん等の治療法・予防法開発に向けて全力をつくし、世界の人々に貢献することには価値があるのではないでしょうか。

 さらに、日本の取り組みを参考にし、世界中で同様の取り組みが行なわれれば、世界人類にとって大きな力となるでしょう。

6. 科学技術の発展による人命救助

 がん等の治療法・予防法開発のほかにも、多くの人命救助プロジェクトが立ち上がり、科学技術の発展が進むことが重要なのではないでしょうか。

 科学技術の発展の潜在的な可能性に、多くの人々が気づいていくことが重要でしょう。 

II. 科学技術の発展の潜在的な可能性

1. 科学技術の発展による人命救助

 戦前の日本は、国家予算の50%以上を軍事費に充てていました。残念ながら、国家予算の50%以上を、人命損傷に充てていたのです。

 しかし、国家予算の50%以上を人命損傷に充てられるのであれば、国家予算の50%以上を人命救助に充てることも可能なはずです。

 人類が、第二次世界大戦の際に軍事費にかけたのと同じくらいの費用を、人命救助のためにかけることはできないのでしょうか。

 人間は、人命損傷のためには国家の総力をつぎ込めるが、人命救助のためには国家の総力をつぎ込めないほど愚かな存在なのでしょうか。

 人類は、人命損傷ではなく、人命救助の方向に向けて進むことができるはずです。

2.科学技術の発展による人命救助に向けて

 科学技術の発展の可能性に多くの人が目を向けていくことが重要ではないでしょうか。

 日本の総力を科学技術の発展のために注ぎ込めば、世界の国々に奉仕することができるでしょう。

 そのような努力により、日本が世界の中で大きな役割を担い、自信を取り戻していくことが重要なのではないでしょうか。

 科学技術の発展による人命救助を、全世界のために推進していく必要があるでしょう。
 
がん等の研究についての連帯を呼びかけています。

「がん等の治療法・予防法開発のためには、日本全体
の大規模な取り組みが必要」という考え方を
社会に広めていきましょう。

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